吉田がキャラホビで企んでる

”今、自分がいちばん見たい番組みてキャラホビを目指す”というコンセプトのもとに吉田が話題のアニメに物申す!

放送まとめ

吉田がキャラホビで企んでる第32回 「女の子が大好きだ! ぎょぽ~ん」

投稿日:

「今年2013年はアニメ的にはすごい年でしたね」と吉田さん。何がすごかったかというと、「ジブリ映画が2本公開されたこと」、「『進撃の巨人』の主題歌を歌った『Linked Horizon』が紅白歌合戦に出る裏側で、小林幸子さんがニコファーレに出るところ」。今年はすごいぞ!

吉田
四十路手前のおっさんがアニメについて語る番組ですが、画面上を華やかにしたいということで、こないだから女の子もお呼びしているんですが、今回のゲストはこの方!

松村
どうしましょう~

吉田
初手がどうしましょうは、こちらもどうしましょう~になっちゃいますが(笑)、まずは自己紹介をお願いします

松村
はい。さゆりん、行きまーす。さゆりん、さゆりん、さゆりんりん、さゆりん、さゆりん、さゆりんりんご。甘い蜜たっぷりのさゆりんご! みなさん、ご賞味いかがですか?

吉田
あ、ありがとうございます。えーと、あいさつが特殊だからお呼びしたわけじゃないんですよ。松村さんは、ただでさえ2次元好きが多い乃木坂46の中でも特に濃いという話を聞きまして

松村
おー(パチパチパチ)。褒められたー

吉田
今日、はじめましてなんですけど、やりとりの不自然さからして、アニメ好きな人だぞというのを感じます

松村
え、そうですか? オタク感あります?

吉田
ありますよ。喋っているスピード感とか、手の振りの異様な感じとか

松村
アニメの話だったらずっとできますよー。でも普段は周りに、私が特に大好きなジャンルが好きな人がいないので…

吉田
え、そうなの? 特にどのジャンルが好きなの?

松村
美少女とか、女の子が好きです。ちょっとゆる~い感じのアニメとか…。今だったら『のんのんびより』とか。秋は私の中では豊作で大漁なんです! どんなタイプのアニメでも見ていますよ!  人生の中で一番好きなアニメは『まほらば』です!

吉田
え、ガチ男子向けじゃん

松村
マンガから入ったんですけど、アニメにもどハマりして、フィギュアとかめっちゃ買っていました!

吉田
今日、取り上げる作品は美少女好きにはたまらないアニメですよ。今日は『ガリレイドンナ』の梅津泰臣監督です!

ゲストProfile

 
梅津泰臣(うめづやすおみ)。アニメ監督。「SF新世紀レンズマン」の原画、「機動戦士Zガンダム」のオープニングアニメーションを手がけた後、1987年のオムニバスOVA「ロボットカーニバル」に収録されている「プレゼンス」で監督デビュー。企画、原作、脚本、監督を担当した「A KITE」、「MEZZO」など海外でも高く評価されている。
 
松村沙友理(まつむらさゆり)。アイドルグループ「乃木坂46」のメンバー。コミケに足を運ぶほどのアニメ好きで、かわいい女の子が大好き。吉田さん曰く「やりとりの不自然さヲタクっぽい」。

女の子は大好きですが、殴られる表現は容赦しません

吉田
梅津さんはすごくお忙しい方だから、お話を聞くのは難しいといろいろなところから伺っていたんですね。それを今日は番組に来ていただいてありがとうございます。『ガリレイドンナ』はあと何本残っているんですか?

梅津
あと…4本かな?

吉田
だいぶ佳境ですね

松村
大変!

梅津
大丈夫かと言われると大丈夫じゃないかも…

吉田
監督、どストレートにお伺いするんですけど、女の子大好きですよね

梅津
大好きです。でも男ならだいたいそうじゃないですか?

吉田
普通は考えるまでなんですけど、監督の場合は、それを考えつくして作品として還元してると思うんですね。だからこそ、女子に対する美学が濃くなっているんじゃないかと思うんです

梅津
妙な観察眼は付いちゃいますよね。癖というか。今日も松村さんにお会いして、松村さんってどんな人かなと興味がわきまして、これから僕の中に松村さんが入ってくるんじゃないかと思います

松村
え! どうしましょうー!!

吉田
だぶん、そういう意味じゃないと思うよ

松村
えー、私、今、すごく期待しちゃいましたよ!

吉田
自分のキャラを出してもらえるって?

梅津
もしかしたら声の出演もあるかもしれないですよ

松村
よろしくお願いします! 売り込んでしまいました

吉田
そして売り込まれるように誘導する監督も監督です(笑)

――それでは、梅津監督の歴史をVTRで振り返ります! 梅津監督といえば、「凄腕アニメーター」。監督を担当する前からアニメーターとして活躍されていた梅津さん。『GATCHAMAN』(※1)など数々の人気作品に参加してきました。『A KITE』(※2)では、原作、脚本、キャラクターデザイン、監督を兼任。世界レベルで高い評価を受け、ハリウッドで実写映画化もされました。

吉田
あのアニメのクオリティの異常な高さ

松村
殴ったときの破片の細かさもそうなんですけど、それよりも血が赤かったというのが私としては驚きです

梅津
そこが気になる?

松村
最近、規制が厳しいのか、透明だったりするじゃないですか。私としてはそこが気になっているんです

吉田
この作品がOVAだったからというのもありますよね。僕らが若いころは本当にいいアニメを見るためにお金を出してソフトを買っていた時代だったんです。そういう時代に、なんだこの人はというすごいアニメを作っていたのが梅津さんなんです

梅津
私の作品のイメージって、殺しとかバイオレンスとかエロなんですよね

吉田
僕はアニメ好きで(作り手としては)素人なんですが、キャラクターを描きたいという心理はよくわかるんですね。でも、梅津さんの作品はキャラクターよりもその周りにある小道具がすごい。『それでも町は廻っている』(※3)のオープニングとか、モップとかお盆とかの使われ方がすごいんです

松村
へー!

梅津
帰ったら見てね

吉田
これだけ巨匠なのに、さっきから女の子に甘いこと甘いこと。それが作品性にもつながっているのでよくわかるんですけど(笑)。小道具の使い方は意識的にやられているんですか?

梅津
実写だったらそこにあるものを撮るわけですが、アニメというのはゼロから描くものなので、リアルさを求めれば求めるほど小道具をないがしろにできなくなるんです。アニメのキャラクターがそこで生きているリアルさを出すには、細かく突き詰めていく必要があります

吉田
先ほどの映像にも出てきましたけど、破片の一つ一つが違う動きをしているんですが、それってすごく面倒くさいことだと思うんですがそういうことをやんないといけない?

梅津
そうですね。宮崎(駿)さんも言っていたけど、アニメって面倒くさいことのつながりなので、面倒くさいことをやり続けて出来上がった達成感がすごいんです。面倒くさいことを避けちゃダメなんです

吉田
面倒くさくて心が折れてしまうことよりも、時間がなくてやりたいことがやりきれないことのほうが悔しいんですか?

梅津
悔しいですね。それが次につながるんで。そういうことの繰り返しです

吉田
梅津監督の作品の中で最も魅力的と言われるのが暴力シーンですよね。僕はあんまり暴力に興味がなくて、今までの経験の中であまり見たことがないんですが、梅津さんの暴力シーンが美しいのはわかるんです。いい暴力シーンとつまらない暴力シーンというのの差が、感覚的にわかっているんじゃないですか?

梅津
バイオレンスシーンというのは痛さなんです。実写でもアニメでもそうなんですが、殴られた経験のある人ってそれがどんなに痛いかがわかっているじゃないですか。その部分をないがしろにしたくないんです

吉田
そこを重視するということは、意外と殴り殴られな人生なんですか?

梅津
一方的に殴ってきた人生なんですけど…、嘘ですけど

松村
びっくりしました

梅津
殴られたことはありますけど、僕の時代にはそんなのいっぱいいたんですよ。僕が育った田舎は、喧嘩は日常茶飯事だったし、アニメも見たし、実写も見ていましたよ。アニメを見る人は~というカテゴリー分けはなくて、バランスよく青春していましたよ。私は少林寺拳法をやっていましたし、周りの連中の喧嘩を見て『あー、痛そうだなぁ』と思っていたから、そういうところで嘘を付きたくないんです

吉田
それは何十メートルも吹っ飛んでいるのに痛くなさそうとか?

梅津
女の子に思いっきりグーで殴られているのに男は痛くなさそうとか。殴るというのは殴った方も殴られた方も痛いんですよ。痛さを忘れたくないんです

吉田
先程からお話を聞いていると、実写を撮っていてもおかしくないメンタルをお持ちだと思うんですけど、なぜあえてアニメなんでしょうか?

梅津
うーん、なんでしょう? アニメのほうが作り手の想像力を駆り立てられるんじゃないかな。私の中では実写ってできることが限られちゃうものなんですよ。アニメのほうが合っていると思う。アニメのほうが創造性が高いと思いますよ。最近は実写もCGを使ったりしてアニメに近づいてきたじゃないですか

吉田
え、実写がアニメに近づいてきた!?

梅津
監督たちのセンスもそうだし、やりたいこともだいぶアニメに近づいて来ていると感じますね。だからこそ、アニメでできることってなんだろうと考えながら作っています

吉田
さっき、僕が勝手に言ったことなんですが、メカと美少女はアニメの華だと思うんです。これだけはアニメのほうがすごいと思うんです。僕がアニメファンというのもありますけど。この秋シーズンはすごい豊作なんですが、まっすぐに『メカと美少女』だったのが『ガリレイドンナ』だったの

松村
へー

吉田
ここで『ガリレイドンナ』がどんな作品なのか。VTRで見てみたいと思います

――『ガリレイドンナ』をおさらいしてみましょう。ガリレオ・ガリレイの末裔であるフェラーリ三姉妹。平穏な日々を送っていた彼女たちは、突如、ガリレオの遺産を狙う謎の組織に襲われ、国際指名手配犯に仕立てられてしまい、逃亡生活を送りながらガリレオの遺産「ガリレオテゾロ」の謎を追い求めていく。天才的な発明センスを持つ三女・星月、抜群の運動能力を持つ次女・神月、正義感が強く妹思いの長女・葉月。それまでバラバラに暮らしてきた彼女たちが旅をしながら家族の絆を取り戻していく様が描かれています。キャラクター・デザインは『ソードアート・オンライン』の足立慎吾さん。彼女たちの協力者も追い詰める側もとても魅力的なキャラクターばかりなのです。

梅津
星月は13歳だけどなんでも作れちゃう。すごい子なんです

吉田
当たり前のように言ってますけど、それを設定したのは監督、あなたです

梅津
子どものころから勉強している子って、大人になる前に出来ちゃったりするじゃないですか。星月はそういうタイプのキャラクターだと思っています

――注目すべきはメカニック。金魚が大好きな星月がデザインするメカはどれもかわいい。

松村
なんで金魚なんですか?

梅津
これは最初サメだったんですよ。星月は初めて外に出て日本に行きたいと思っている子なんですね。空賊になったあたりから、恐いシーンや応援しないといけないシーンが増えてくるから、見た目を怖くしようとしたんです。でも彼女のキャラクター性を考えたときにサメは彼女の中から出てこないかもしれない。金魚というモチーフなら、日本文化の中にもあるし、彼女にも合うんじゃないかなと思いました。金魚が空を飛ぶってあまりないじゃないですか

吉田
『きんぎょ注意報!』(※4)ぐらいですかね(笑)。松村さんは知らないかもしれないですけど

松村
へー

吉田
今のお話を聞いていて思ったんですが、作り込みが半端ないなと

梅津
試行錯誤しながら作っています。いっぱい要素が入っています

吉田
『ガリレイドンナ』を見てるときって無言で見てるなと思いまして、見る側が画面から受け取る情報がすごく多いと思います

【編集注】
※1 『科学忍者隊ガッチャマン』のリメイク版。キャラクターデザインと作画監督を担当。
※2 1998年発売のアダルトアニメ。殺人請負人を生業にしている女子高校生・沙羽が、組織の命令により最愛の人を殺すことになるというストーリー。ガンアクションを始めとするアクションシーンのクオリティの高さからハリウッドで高い評価を受け、実写映画化もされている。
※3 石黒正数のコメディ漫画を原作としたアニメ。東京の下町にあるメイド喫茶で働く女子高校生・歩鳥を中心に、彼女の周りで起きる日常を描いた作品。梅津さんはオープニングアニメを担当。
※4 猫部ねこのコメディ漫画を原作としたアニメ。都会の学校から田舎へ引っ越してきたお嬢様・千歳と、田舎育ちのわぴこたちの学園生活を描いた作品。千歳のペットはピンク色の空飛ぶ金魚のぎょぴちゃん。人間の言葉をしゃべることができる。

TVシリーズの監督は9年ぶり!

吉田
梅津さんがTVシリーズの監督をするのはすごく久しぶりだと思うんですが

梅津
9年ぶりですね

吉田
9年!? TVって、普段まったく興味を持っていない人にも届くかもしれないというメディアですが?

梅津
表現する舞台は、僕は『ここじゃないとダメ』とか『こうでないとダメ』とか思ったことはなくて、あんまり張り切って作っている感じはないです

吉田
今回の作品はたくさんの人に何かを伝えたいというのを感じるんですが

梅津
たくさんの企画を抱えていて、それを練りに練ってボツになったものもあったんですが、『ガリレイドンナ』も前から考えていて、ようやく採用されたものなんですね。これが発表できる幸せは感じています

吉田
自分の中でこれを出したいんだという最初の一歩はなんだったんですか?

梅津
夜空を見ていたときに、天体って何万年、何億年も前からあって、昔の人も見ている。月も、現在の私も見ているけど何万年も昔の人も見ている。先の人たちも見てる。天体ってすごくロマンチックだなと思ったんです。そこを題材にした作品を作りたかったんです

吉田
それが三姉妹の名前に月が入っている理由ですか?

梅津
ガリレオの伝記を読んでいたら、彼は6枚のスケッチを残していて、そこから物語を着想して、そこに女の子を絡めていけば、物語ができるんじゃないかと思ったところが起源ですね

吉田
終盤に差し掛かってきたところで、今までそんなに月の話って出てこなかったから驚いているところなのですが、この作品の中で梅津さんが『ここを届けたい』と思っていることはなんですか?

梅津
基本は、三姉妹が、女の子として年代特有の問題を抱えながらどう成長していくのかを見てほしいですね

吉田
人物が魅力的に見えないとだめ?

梅津
そうですね

松村
絵が私好みなんです!

梅津
キャラクターデザインの足立慎吾くんが描く女の子はとってもかわいくて、女の子に対する愛情がすごく感じられるんですよ

吉田
そのキャラクターが動き出すには絵コンテが必要なわけですが、Blu-ray・DVD第1巻の特典が絵コンテなんです

松村
すごい量ですね!

吉田
これ1話だけですよね

梅津
こんなに描かないといけないんです

松村
この作品を見て、この監督はすごくサディスティックな方だなと思ったんですよ

吉田
それは間違いないです

松村
エピソードの結末も、絶対助けるだろうというところを助けなかったりするんですよ。それが衝撃的だったんですよ。助けてあげたのに、助けてくれないとか。すごくサディスティックだなと。だから笑っている顔もかわいいんだけど、悩んでいる顔だとか困っている顔がすごく魅力的だと思います

吉田
この絵コンテのすごいところは描き込み量

梅津
でもアニメーターさんとか美術さんに伝えるのにはある程度描いたほうがいいなと思っているんですよ。丸チョンだとなかなか伝わらないから

吉田
アニメーションは分業で作らないといけないから仕方のないことだと思うんですが、梅津さんは本当は全部一人で作りたい人なのかなと思ったり…

梅津
ないですね

吉田
え!?

梅津
アニメは人の力を借りて、自分の中にないものをどう引き出していくかがおもしろいのであって。自分から出てくるものは想像がつくから、自分にないものを持っている人を集めて化学反応を起こして『こんなのができました』というのを、僕もお客さんの立場から見たい

松村
へー

梅津
キャラクターを足立くんにしたのもそうで、僕がキャラクターをやってしまうと『こうなるなぁ』というのがある程度見えてしまう

吉田
足立さんのキャラクターデザインは、今までの梅津監督の路線よりはスウィートなんですよね。でもこの子たちがひどい目に合うんです

梅津
ストーリーを作っているのは私だからね

吉田
星月ちゃんが落下するシーンがあって、ここが本当に痛そうなんですよ。いろいろな物に当たっちゃって

松村
私、星月ちゃんが本当に好きなので、『なにやってんだー!!』って思いました

梅津
直接地面に落ちちゃうと即死なんですよ。ボンネットは柔らかいからクッションになるんです。落ちたことある人ならわかるんだけど

松村
え、落ちたことあるんですか!?

梅津
(笑)いや、思いっきりな高さから落ちたことはないですけど

吉田
あるんじゃないですか!

梅津
本当にボンネットは柔らかいから星月ちゃんは大丈夫だったんです。アニメでもそこは嘘ついちゃいけないんです。なかなかその理屈が伝わらなくて…

吉田
アニメは理屈で説明できないところはない?

梅津
そうですね。その理屈を後半にセリフで説明するのは野暮ったいから、状況でわかってもらえないかなと思っているんです

――VTRではアクアシティお台場のノイタミナショップの様子を紹介。店内には『ガリレイドンナ』の最新グッズはもちろんのこと、カフェにも『ガリレイドンナ』をモチーフにしたメニューが登場。さらに三姉妹の等身大立像も! 毎週土曜日に放送直前先行上映会もあって、特性ポストカードがもらえます。さらにここだけでしか見られない特別映像も。

男性客「新潟からきました。ストーリーは重い部分もあるけど、そこを乗り越えていく三姉妹の姿が面白いと思います」
女性客「好きなキャラクターは、星月とグランデロッソ。ストーリーも結構いい感じです」
女性客「6話のシシーニョの過去回がすごくよかったです」
男性客「バトルシーンが迫力があって好きですね」
男性客「ダメなところがない気がします」
男性客「王道はおもしろいから王道になるわけで、奇をてらってごちゃごちゃな内容になるよりは、すっきりきれいに終わって欲しいと思います」

吉田
世代は若い人が多いですが、男女はいろいろなのかなと。メジャー感は意識しているんですか?

梅津
ターゲットはあまり考えてなくて、いろんな人が集まって楽しんでもらえたら幸せだなと思っていますね

吉田
ということは、大人も子供も、誰かが誰かを殴っていて痛そうなところというのは惹きつけられるものがあると考えている?

梅津
うーん、企画意図としてはもともとそういう思いもあるんですけど、企画を通すときには、クライアントの意向とかもあるので…

吉田
今回の作品に関しては貫き通しているのではないかと思うんですが

梅津
そうですね。アニプレックスさんは本当に理解のあるクライアントさんで、担当プロデューサーさんとの出会いが本当にすばらしかったですね。理解してくれる人がいないと作品は表に出ないんですよ

――話の内容もいい感じに煮詰まっているんですが、ここで視聴者アンケート!

吉田
問題は松村さんから

松村
はい、三姉妹とアンナちゃんの4人の中で、同じぐらいの年齢ならお嫁さんにしたいのは誰ですか

吉田
なんで世代を区切ったのかな?

松村
星月ちゃんが小さいから、こんな小さい子を嫁にといったら抵抗がある人もいるかなと思って…

吉田
すみませんでした。僕らがヨコシマでした

――本日の札幌のジャックナイフのコスプレは金魚の被り物です。

ジャック「あなたが嫁にしたキャラクターをタッチしてください」

吉田
松村さんは星月ちゃんが好きってさっきから言っているけど、どこらへんが好きなの?

松村
え、なんだろう。小さいから?

吉田
は?

松村
えぇっと、この問題、自分で聞いていてなんなんですけど、一番好きなのは星月ちゃんなんですけど、嫁にしたいのは違うんです。嫁にしたいのは神月ちゃんなんです。一番家族愛を感じるし、強いので、守ってもらえるかなって

吉田
うん、松村さんの見方が、男子なのか女子なのか、年取ってるのか若いのかがわからない

松村
梅津さんはどうですか?

梅津
私は作り出した本人だから、全員に好きなところがあるから一人に限定できないですね

――ここで投票終了! 結果は??

吉田
順当といえば順当ですね。僕が気になっているのは、『ガリレイドンナ』はこのあとは報われるんですか?

梅津
幸せというか、三姉妹がそれぞれ納得できる結末を用意しています

吉田
ここまでのお話を聞いて梅津さんにとってカロリーの低い仕事ってないんだろうなと思って、『ガリレイドンナ』が9年ぶりのTVシリーズと言われても納得できるんですけど、1月からもう次のアニメが始まるんですよね

梅津
…そうなんですよ

吉田
どうしたんですか、顔が曇りましたけど

梅津
タイトルだけ言ってもいいですか?『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』です

吉田
ものすごくクリエイティブが詰まった作品が休みなく続いてしまうんですが、大変ですか?

梅津
正直、大変です(笑)

――『ガリレイドンナ』の最終回制作中に来てくださった梅津さん。「言いたいんだけど言えないことが多いんで、最終回まで見逃さないでください」とのこと。

吉田
梅津さんのお話を聞いてわかったのが、梅津さんはいろんなクリエイティブを突き詰めて作品を作っているのに、その根底にあるのは『女の子が大好きだ』という気持ちだということですね

梅津
いや…、そうかもしれないですね(笑)

今日の一筆

吉田
これ、松村さんが読んだらかわいいんじゃない?

松村
じゃあ読みます。みんな買ってね、ぎょぽーん

梅津
『ガリレイドンナ』最終回に向けて大詰めを迎えています。最後は3姉妹それぞれが納得の行く結末になっていると思います。リアルタイムで見ていると、『これはなんだろうな』と思うところがたくさんあると思います。最後まで見るとわかる伏線が数多くありますので、最後まで見た上でもう一度始めから見て欲しいですね。Blu-ray・DVDを購入していただいて、『ガリレイドンナ』の世界を楽しんでいただければと思います

松村
アニメを見ている友達がいないので、今日はとても楽しかったです。梅津さんに聞きたかったことを聞けたので、これからの『ガリレイドンナ』の見方が変わりそうです。第1話から期待を裏切られてきて、第5話が本当に衝撃だったんです。お父さんもお母さんも大変なことになっちゃって、友達も死んじゃって…本当に報われないんです。でもその先に希望があると伺ったので、最後まで楽しみたいと思います
「『ガリレイドンナ』は、イベントの司会を担当したので、第1話をイベント前に見せてもらったんですが、その時はまだ完成してなくてコンテ撮(コンテの絵を尺に合わせて撮影したもの)だったんですね。僕は何をやっているかまったくわからなかった。その後、完成品を見てすごく衝撃を受けたんです。この世にはないこんな衝撃的なことを頭の中で組み立てられる人がいるんだって。これは実写よりもスゴイぞと思いました。その梅津さんから「アニメと実写が似てきている」という言葉が出てきて驚きましたね。これまでその言葉を口にした人はいなかったのではないでしょうか。それにしても、アニメはそのまんまの“人”が出るなぁ…と思いました。その人の人格がアニメになっている気がしますね。一生懸命やっているが故ににじみ出ている。それは松村さんもですけどねー。

-放送まとめ

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